マーケットの流れが多くを決める
マーケットが動く方向に事業をやっていなければ、たとえ無料であっても製品は使われない。
そんなことを実感したここ1年でもあった。
DQアンバサダーとして、2017年からDQ TestやDQ Worldといった製品を日本でも字幕を付けて無料で展開をしてきた。自分のDQがスコア化されるユニークさやコンテンツの質を鑑みても、無料というのは手前みそではあるが贅沢であったと思う。
ただ、私が思っていたよりも、人間は無料だからNice to haveなものを進んで使うほど、暇でも、興味があるわけではないようだ。
そんな中で、2020年は周りのDQを見る目も大きく変化した年だった。
なぜなら、事業ドメインである教育業界においては、GIGAスクール構想が2019年12月に文科省より大号令が出され、全国の小中学校にネットワークと端末・クラウドIDが整備されることになったからだ。
これに伴い、学校教育においても、小学校1年生からデジタル世界とより深く触れ合うことになるため、どのように「安全に、責任を持った」利活用に向けた教育ができるかが大きな焦点になりつつある。
そこでマーケットで注目されだしたのが、従来の情報モラル教育をアップデートする、デジタルシティズンシップ教育である。
この大きなマーケットのうねりにのって、問い合わせ数の増加にとどまらず、聞く人の姿勢の変化が感じ取れる。
まさに、1人間のちっぽけな力よりも、マーケットのうねりという外的要因が多くを決めると実感したここ1年であった。
ちなみに、備忘録までに2019年秋は以下のようなことを課題としていたようだ。
・長期的な着地点のディスカッション・ディシジョン
・本事業を(平日日中など)中心的にLeadできる人材の確保
・事業をスケールさせるためのマネタイズ戦略の策定(現状セミナー中心:スケールメリット乏しい)
・セミナー講師の安定的な確保